SUS研磨番手と仕上り具合 ( 建築金物における NK指標 ) |
No.2B |
通称は「SUS-2B材」です。材料メーカーから出荷されてる一般的な規格品で、主に一般用材・建材などとして使われてます。
研磨処理または、光輝熱処理などを施すより前の段階ですが、冷間圧延によって、ある程度は光沢が付けられいます。その為、通常は表面を指で擦る分には、ザラ付きを感じさせない程度の滑らかさはあります。(研磨処理のみで#400位にまで加工できる平滑さ)
ただし、表面の色は、僅かな映り込みはあるものの、銀色というよりは鼠色に近い状態です。 |
#400-NK |
「SUS磨き仕上げ」です。主に、建材・厨房器具などでよく使われて、程よい光沢と清潔感が好まれています。ただ、一般のガラス製ミラーと比べると、映り込みは若干暗く、(主観による個人差はありますが)映る像に鈍さを感じる場合も多いです。
漠然として、周りの姿・形が映り込む事だけを想定し、反射して写る像の品質にはあまり拘りのない用途に用いられます。
又、パイプ材では、既製品種が数多く用意されている番手です。その即時性を活かして、クロームメッキ品の代替材として使われる場合もあります。 |
#600-NK |
「SUS準鏡面仕上げ」です。建材や装飾用などに使われています。一般のガラス製ミラーに近づいた雰囲気です。鏡面と呼ぶには、一応の面目は立つ範疇となります。
(主観による個人差はありますが)ある程度に目を凝らすと、研磨痕を見付ける事ができます。けれども、頻繁に顔を覗き込んだりしなければ、許容を頂く事もできる仕上がり具合いです。 |
#700-NK |
「SUS鏡面仕上げ」です。建材や装飾用などに使われています。一般のガラス製ミラーに近い印象です。
(主観による個人差はありますが)注意深く意識をすれば、光線の加減によっては、若干の研磨痕を見付ける事はできます。加工性と仕上りの美しさのバランスが良い番手です。 |
#800-NK |
「SUS鏡面仕上げ」の中で、さらに高級な仕上げとなります。建材や装飾用、鏡などに使われています。一般のガラス製かがみのような印象です。
(主観による個人差はありますが)目を凝らしても、研磨痕を殆ど見付けられません。但し、溶接加工などの影響を受けやすい為、製作形状に制限が生じます。 |